ドブネズミアクターズ WOLF RPGエディター (容量:約82MB)
敵も味方も全員悪人の短編ADVゲーム。
主要人物は、スリが得意な青年、偽装屋の少年、謎の美女の三名。
接点が無かった三人が出会った事から、それぞれが持つスリ、偽装等の能力を利用して、巨悪を追い詰めていく事になる―


アクタ dobunezumi

*過激な表現は無いものの、犯罪組織が絡む世界観やゲームオーバー時のメッセージ等、暗い表現もあるので注意。
操作キャラである「アクタ」、「天使(アマツカ)」、「メズ」の順に視点が切り替わります。
ゲーム開始時に操作する事になる「アクタ」は、目つきが悪くガラの悪い印象を受けますが、児童書の「はたらくくるま」を大事に持っており、子供がそのまま成長したような人物。
「天使(アマツカ)」、「メズ」も訳ありで根っからの悪人ではなく、どこか憎めないキャラクターになっています。

アイテム収集、偽装工作、組織からの逃走等、キャラクター毎の目的を達成しながらゲームを進めていく事になります。
敵に見つからないように進むアクション操作は、初見では難しく感じる場所もありましたが、ゲームオーバーになってもセーブした場所から素早くやり直せます。
文字を入力して「クロスワード」を解く謎解きはヒントを聞く事もでき、それでもピンとこなければ検索してみると似たような問題が見つかりそうです。

「アクタ」のスリモードは[A]キーで発動し、NPCの背後で決定キーを押すと、マジックテープの小銭入れやストラップ等の様々なアイテムを入手可能。
集めたアイテムをメニュー画面から確認するのも面白く、個人的に作中で一番好きなミニゲームですね。
重要アイテム以外は無視して進めますが、集めたアイテムの分だけオマケ部屋でCGが開放される特典も有り。

エンディングは一つのみで、推定プレイ時間は 1時間半程度。クリア後に、オマケ要素のデバッグルームの世界に行けます。
「アクタ」操作時にアイテムを集めていた場合、イベントCGや設定資料等が閲覧できます。
特徴の異なる三人のキャラを操作するミニゲームと綺麗なグラフィック演出と共に展開する物語が楽しめる作品です。
制作者・sugiya様の公式サイトに、ノベルゲーム「セカイノミカタ」も公開されています→DLサイト

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