rindou01 RPGツクール2003RTP (容量:123MB)
曰くつきの物件で生活する、探索型のホラーADV。
一人暮らしを始める為に、203号室に引っ越してきた「並木 桜」が主人公。
町を巡って住人達と交流する日常と、悪夢のような世界を彷徨う非日常のパートで構成されています。
料理や主人公の衣装を着せ替える要素も有り。


リンドウ-狂乱の華-

個性的な住民達と交流しながら、全3章の物語を進めていきます。
制作者・C3(シースリー)様の前作であるユメノツヅキの主要人物「山本ウメ」や「川村ももか」も登場。
不気味な物件の中で起こる怪現象の他、日常でも危険な目に遭ってしまう不運な主人公ですが、性格がカラッとしていて明るいせいか怖さや悲壮感は薄めです。

第一章は町の中を一通り巡る内容になっており、決められたルートを回るだけになっていますが、翌日からカフェのバイトや、サブイベント探し等、自由に探索できるようになります。
行動によって時間が経過していき、NPCの居場所等も時間帯によって変化。主人公に協力してくれる親切な人物に出会える事もあれば、歪んだ思いを抱く人物に遭遇してしまう事もあります。

日中の日常パートでは、主人公の自宅でトイレやお風呂に入ったり、カフェでバイトをこなす等、生活感のある様々な行動をとる事ができます。
一定の日数が経過すると、仕送りが入金されるイベントもあり、コンビニのATMからお金を引き出せます。
出費が大きいイベントもある為、バイトはほとんど毎日のように行っておいた方が良さそうです。

自宅の台所での料理や、炊飯器が置かれている場所でご飯を炊く事も可能。
レシピを入手していなくても、スーパーで買った食材で適当に作っても、組み合わせが合っていれば料理が完成します。
マンションの管理人の所で集めた料理レシピを報告すると、達成度に応じて着物や水着等の着せ替え衣装が貰えます。
本屋で買える料理本の他、非日常パートの屋敷の探索で入手できる本もあり、コンプしようとするとちょっと探し難い物もありますが。
*「Ver1.05」からは、料理を教えてくれるNPCの「川越」が206号室に追加されており、自分で発見するレシピも回収しやすくなっています。

非日常のパートは、主人公の夢の中か、第三章以降に入れるようになる廃墟のような屋敷の中で進行。
前作のユメノツヅキと比較すると難易度は易しめですが、謎解きに必要となるアイテムや足場にする家具等が見つけ辛い箇所もあり、探索はしっかり行う必要があります。

主人公の行動によって、エンドNo1~No4までの結末に分岐します。 イベントや料理レシピのコンプも合わせると、大体4~5時間程度のプレイ時間。
END1が一番良い結末なのでしょうが、暗く後味の悪いエンドルートも見応えがあります。
本編以外に、料理レシピや着せ替え衣装を集める要素も面白く、多くの登場人物とのイベントを見ながら町の探索を進めるのが楽しい作品でした。
公式サイトに、レシピやイベント、END分岐条件等の攻略情報も公開されています→DLサイト

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