RPGツクール2000 RTP (容量：約15MB)建設途中のビル十四階からの脱出を目指す、短編ホラーADV。
雨樋工事員の青年「拓馬」が主人公。
猛暑の中で作業している中、「十四階」から出られなくなっている事に気付く―
主人公の行動によって、6種類のENDに分岐します。
マップや登場人物は緻密なドット絵で描かれており、現場に散らばる道具類を調べると、主人公がちょっとした説明をしてくれます。
建設途中のビル内が探索の舞台という珍しい設定になっており、現場のグラフイックや主人公の反応を見ながらもう何フロアか探索して回りたくなります。
BGMは音楽の代わりに建設現場の作業音や蝉の鳴き声が使われていて、夏の蒸し暑さが感じられる良い演出になっています。
移動速度は遅めですが、探索マップがコンパクトで次の行き先に迷う事が無く、それほど苦にならず進められました。
探索で入手したアイテムは、謎解きが必要な場所で自動的に使用されます。
謎解きに必要になってからでないと入手できない物や、何度か調べないと進展しないような場所もありますが、敵に対処する為のミニゲームを含めて易しめの難易度になっています。
「Ending00」～「Ending05」に分岐するマルチエンディング。エンドコンプまでのプレイ時間は、20～30分程度でした。
生還エンド以外は選択ミスによるバッドエンドですが、楽に回収する事ができ、様々な死亡展開が見られます。
「Ending00」を見ても謎が残る部分はありましたが、綺麗なグラフィック演出と共に不気味な展開が楽しめる作品です。
制作者 有馬様の公式サイトは無いようなので、ふりーむのリンクを張っておきます→DLサイト
気合入ったグラフィック。建設現場 バイト経験ある人なのかやたら表現が細かい
この作者様のゲームどこかで？？ とデジャブ感じたけど ふりーむ感想みるとなるほど。スーパーファミコンぽいんですね！デジャブ感が気になってtwitterみてみると HENTAIFILM さんとこの影響もあるとあってなるほど。
死にゲーなのに工夫がされててやりやすい。死にながらバッドエンド回収⇒生き残る方法発見⇒また死にながらエンド回収⇒
複雑なフラグなし！取り残しなし！で最後までいける親切設計でストレスフリー
【気になった点】
移動と文章ウェイトが遅い。短編で１４階しか探索しないから耐えられるレベルですけど
けっきょくアイツはなんだったの？というモヤっと感。作者がよっしゃ続き作ったるわとなったらオイシイ。。(￣ー￣)
よけいかなと思いましたが作者様のtwitterみてたらエンド数６→５と書き間違えたとありました。エンド数なくても取り残しない設計なんで実害なさそうですけど。いちお報告です