推理 LiveMaker (容量:81MB)
複数の人物視点で読み解く、サスペンスADV。
前半の章は、連続失踪事件とそれに関わる人々の物語が展開。
後半から「三森 哲子」視点による行動の選択、刑事「西久保」視点で事件の情報を整理して犯人を突き止めるパートに移行します。


雨雲01 雨雲03

蒼の屋敷の制作者であるサム様の作品。選択ミスによるゲームオーバーや陰鬱な展開があるので苦手な人は注意。
登場人物の表情の変化、平和な日常から異様な光景へと画面が切り替わる場面等、前作以上に多彩なグラフィックとアニメーション演出に驚かされ、序章からストーリーに引き込まれます。
連続失踪事件が関係するサスペンス寄りの内容になっていますが、コンビニで働く「児島 零時」や社会人一年目の「三森 哲子」視点による平和な日常シーンも多いです。
家庭の問題を抱える少女や好意を抱く相手がいる者等、複数の登場人物の事情が語られる日常パートも結構好きでした。
しかし、事件関連のシーンに切り替わると和やかな雰囲気が急変するので、余計に恐ろしく感じてしまいますが…

「三森 哲子」視点の選択肢によって、ゲームオーバーを除く、3種類のENDに分岐。
選択肢はそれほど多くないので、スキップ機能を使って組み合わせを試せば楽に回収できそうです。
推定プレイ時間は、2~3時間程度。
前半は一本道のシナリオを読み進め、後半から選択肢と文字入力でこれまでに起こった事件の情報を整理して、犯人と思わしき人物を絞り込んでいきます。
正しい情報を選択していれば先に進めるので推理の要素は薄めですが、過去の事件を考察して一つの真相を導き出すシステムが面白い作品でした。

クリア後の「Bonus Contents」に開放されるアーカイブやキャラクター情報を見返してみると、犯人や事件に関わった事で意外に良い方向に進んでいる人物もいますね。
自分に価値を見出せなかった人物が、僅かでも誰かに良い影響を与えていたのかと思うと感慨深いです。
ちょっとした一言を切欠に、就活を決意して良い方向に進めた「児島 零時」の話を聞いていたら、また違った展開になっていたのかなとプレイ後に考えてしまいます。
制作者・サム様の公式サイト「ちゃんとする」に、作品情報が公開されています→DLサイト

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