a004 WOLF RPGエディター (容量:約81MB)
大正時代の日本が舞台の探索型ホラーADV。
身寄りの無い主人公は、書生として身を寄せる事になった屋敷へと向かっていたが― 辿り着いた森の奥で目にしたのは化物が徘徊する「あだしの屋敷」だった。
ホラー演出や驚かされる場面があるので、苦手な人は注意。


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主人公が入り込んだ洋館には廊下や部屋を徘徊している敵の存在があり、鈴の音を合図に接近してきます。一部のイベントを除き、遭遇してしまうとゲームオーバー。
探索場所から速やかに逃走するか、部屋にある家具等に隠れる行動で危機を回避できます。
それほど頻繁に敵と遭遇する事はありませんが、部屋によって異なる回避方法が用意されています。

主人公には昔の書生風に描かれた立ち絵があり、状況によって表情が変化。屋敷の中は荒れ果てた雰囲気の暗いマップになっており、イベント時には一枚絵のグラフィックが導入されます。
選択ミスや即死系の罠でゲームオーバーになる場合にも多くの演出が用意されているので、死亡時のイベントを見ていくのも面白かったです。

謎解きはヒントを見つけておけば、楽に進める易しめの難易度。
探索は、一度調べた場所でもゲームが進んだ後で確認すると新たな発見があるので、念入りに調べておく必要があります。また、何度か調べる事で入手できるアイテムや敵をやり過ごせる場面が有り。
悪意のある敵も多くいる中、協力者となってくれるユーモラスな物怪も登場し、主人公の行動次第では情報やアイテムをくれる事があります。

一つのエンディングに到達するまでのプレイ時間は、大体2時間半程度。主人公の行動によって、4種類のENDに分岐します。
昔風の言葉遣いや表現に味があり、屋敷で出会う猫や人形等が関係する多くのイベントや謎解きが楽しめる作品。
「グッドエンド」のフラグを立てた後でセーブしてしまい「トゥルーエンド」を見つけ辛くなってしまいましたが、終盤の部屋に入る順を変えてやり直す事でようやくエンドコンプできました。
エンド分岐に関わる行動や選択肢があるので、セーブは小分けにしておいた方がいいですね。
制作者・ ミカミ 様の公式サイト「Laugardag」に、攻略情報も公開されています→DLサイト

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