kumitokuma RPGツクール2000 RTP。
2003年12月コンパク銀賞受賞作品。

クリスマスにクマのぬいぐるみをもらった少女「クミ」が異世界に迷い込む、ファンタジーRPG。
関西弁を話すクマのぬいぐるみ、一見真面目な騎士といった個性的な仲間と冒険を繰り広げます。


ほのぼのした世界観になっており、主要人物の他にも魅力的なNPC達が多数登場し、豊富なイベントの数々が楽しめます。
コインや昆虫等のアイテム集めに福引き等の要素もあり、細部まで丁寧に作りこまれた作品。 

漫画なんかに出てくる変な方便を使うキャラは苦手なのですが、クマの「グレ」は愛嬌があって非常に好きになれるキャラでした。
主人公の護衛役として同行する「ウェハース」もお堅い真面目な騎士だと思っていたら、まさかクミに<ネタバレ>…堅物と見せて<ネタバレ>なのか…??と曲者な部分を露見していき、最後に熱く叫ぶシーンも良かったですね。

ゲームには制限日数がありますが、戦闘やイベント回収の難易度は高くないので、適度に宿屋を利用しながら町を巡っておけば大丈夫そうです。
一度探索した町でも、日数の経過で事件が発生していたりするので、時折様子を見に帰るとイベントを逃さずに済みます。
制作者様の公式サイト「タンクタウン」に、作品情報やサポート掲示板が有り→DLサイト

本作のその後の展開がプレイできる寄付特典グレの一週間 / クミとクマ・リバースは、300円以上の寄付をして頂いた方限定でプレイできるゲームとの事です。
個人的に非常に好きな作品だったので、寄付してこちらもプレイさせて頂きました。


(下記はネタバレにつき、ちょっと見辛い色表記にしています。
公式サイトの掲示板を利用すると大抵の事は分かると思いますが、自分が詰まりやすかった所等。) 

・当初は弱いパーティですが、福引きをうまく利用して良い装備を揃えると、序盤は戦闘で躓く事はなくなります。

・お城の水路に見えるコインらしき光…日数が進むと徐々に移動していって取れる。
その他もベッドや観葉植物等、あまり調べそうにない箇所にも結構あります。

・地図にのっている伝説の花…お城のメイドに渡すと香水を作ってくれる…お金持ちのマダムに渡す…報酬に「風の小箱」

・「おならが出る薬」を酔狂な金持ちに渡す…その後、同じ入手経路から「おならが止まる薬」も渡す…報酬に「ウルフの心」

・砦の学者の作った怪しい飲み物…ランダムで能力が上がる。下がる場合もあるので、セーブ後に試した方がいいかもしれない。

・お菓子屋のチップスが出かけた先の行方…雪の町の宿屋2F

・光のアミュレット…終盤、クミのコートの中。

・話の進行に関係無い小ネタとしては、クマの装備(?)を外そうとするとリアクションが見れる。


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